鍋の大きさだけが最近の悩み
鍋って最高である。
いきなり何を言い出すかと思われた方も多かろうがとかく鍋が最高だと思ってやまない。冬の寒さに凍えた体にあたたかく、主だったアクションとしては切って煮るだけと調理が楽、白菜をメインに野菜もたっぷり、タンパク質特有の旨味もスープにしっかり馴染んで、シメの炭水化物のまた美味しいことったら。
しかも鍋、なぜかはわからないけど大体大好きな人たちと食べる。そんなに親しくない人たちとのフォーマルな食事、例えば会食とかの際はチョイスされないから自然とそうなるのだろうか。非常にカジュアルな料理とも言えるかもしれない。鍋を囲む人々は皆楽しそうで優しい顔をしている。
そんなわけで冬はたくさん鍋を囲みたい。しかしタイトルにも書いたが私は最近悩んでいる。土鍋の、大きさだ…
具体的にいうと、KINTOという日用品ブランドをもう殊の外愛してやまないのだが土鍋もKINTOにしようとしたところ、大きさが2つあるのだ。
KAKOMIという名前も愛しい、とても素敵な土鍋。問題はこの鍋にはない。2人暮らしを見据えてどちらを買えばいいのかというのが大きな課題なのだ。
何を隠そう家族や居酒屋、大人数での鍋ばかり経験して来たので1〜2人用の大きさがピンとこない。
諸質問掲示板やふと思い出した際に人に聞くと、来客や家族が増えることを想定して大きい方にしておくといいというアドバイスをたくさん見る。しかし、大量に作って無理やりたくさん食べたりずっと残っていたりするのはなんだかとても…本来の喜びだけを感じたい身としては悩ましいのである。
かといって小さい方を選んで「もっと食べたいなぁ」とずっと思いながら鍋をつつくのもメンタルにあまり宜しくなさそうだ。非常に悩ましい。
もっと言うと、この鍋には蒸し器としての利用もできるパーツが付いている(最高)蒸した野菜が大好きなので活躍させたいが、果たしてその用途を考えた時鍋の大きさは如何なるものか。手軽に出してサッと蒸したいならば小。しかしたっぷりの野菜をたくさん蒸したりちまきや肉まんを十分な蒸気でふっくら蒸すなら大だろう。あぁ…悩ましい。
鍋の大きさといえば、ストウブの鍋をとても愛用しているが22cmを若干後悔しているのだ。定番サイズのような立ち位置と思ってお迎えしたが、正直大きい。あと重い。そして大概のストウブ鍋用レシピ本は18〜20cmを想定している。
今は主に三合のお米を炊いたりメイン料理を調理するのに使用しているが、例えば食べきりのカレーやサイドの煮物を作りたいとなると不向きかもしれない(ちなみに大量だけどとても美味しく仕上がる!さすが)。
大は小を兼ねるとは言うものの、物理的な容量のみに限った話であることが意外にも多い。大きい服は入るけどキマらない。大きい部屋は快適だけど1人は寂しい。大きい音は良く聞こえるけど疲れる。
して、土鍋はどうなのだろうか。実物を見ようにも、空っぽの鍋じゃおなかが空くばかりで参考にはならぬ。悩ましい。
ちなみにKINTOの鍋じゃなければダメなのかという問いには今のところイエスである。なぜならば美しいから、と言うとどうにもふわっとするが、内面や機能などに特筆すべき問題点がなければ、特に室内のものは見た目が好みのものを選ぶと幸せだと今までの人生を振り返って感じるからだ。
冬の幸せを得るべく鍋を夢見るのだ。他ならぬその鍋の大きさに悩んではいるのだけど。
あぁ、それにしても鍋は好きだ!今年はどんな鍋にしようか、魚介もミルフィーユ鍋も豆乳鍋も全部全部食べたい。最近ツイッターで無水鍋がバズり大変興味があるのでそれもやりたい!
鍋の常識が変わるくらい旨かった・・・一滴も水を使わない
— リュウジ@料理のおにいさん (@ore825) 2018年11月18日
「無水油鍋」
ニンニク2片をごま油大さじ3で炒め白菜250g、豚バラ200g乗せ酒大さじ3、白だし大さじ1入れ蓋をしてクタッとするまで弱火で煮るだけです
香りとコク、旨みが半端ない
ポン酢か塩で召し上がってください、マジで損はさせません pic.twitter.com/99UVIr0pXb
考えるだけでときめく。
鍋、大好き。