たべもののはなし

食べることばかり考えてる

のど飴食べると人間でよかったと思う

のど飴というものについていささか懐疑的であったが、カンロの梅のど飴を食べてからというものその味わいにすっかり魅了され、むしろ進んで食べたいとさえ思うようになった。

 

カンロの梅のど飴はのど飴界の中でも相当に好きである。よくあるスティック状の小粒は星の数ほど買ったし、個包装なしの大袋(中でめっちゃくっつくのさえ愛しい)も、大容量粒ガムと同じ容器に入ったタイプのやつも二、三回買って完食した。あれは奇跡のように美味しい。

 

もちろん梅のど飴以外にものど飴はたくさん食べてきた。ミルクミント味で貝の形をしたやつ、インドジュエリーみたいにコロンとカラフルなフルーツ味のアソート、キャラクターが可愛い黒飴タイプ、スーッとする部分がサンドされていて歯に優しいやつ、歌い手が開発したやつ、ガチで効く製薬会社発のやつ、などなど。パッと思いつくだけでもめっちゃ食べてるじゃん。

 

用途が用途ということもあるが、のど飴の味わいはどれも優しくて、デザインも良い。他のお菓子や健康な時に食べる飴と比べて、食べるのが楽しくなるような綺麗な色のやつがやや多い気がする。

 

喉が痛いって、つらい。そんな時に、ツルリとカラフルな甘い宝石を舐め溶かして凌げる幸福がある。これが岩石のようなゴツゴツ尖って硬いものや激辛で涙が出るようなものじゃなくて本当にラッキー。それを思うと、まぁ色々あるが人間やっててよかったなって思う。

 

そう、人生というもの、初挑戦にも関わらず日々大小様々なんかしらある。どれもが平和に解決できてスッキリ!とはなかなかいかないまでも、のど飴みたいに甘く、綺麗で、まん丸な緩和策って意外とあったりするものだ。そういうものを色々学びながら、一度きりの人生をなんとかハッピーにやり遂げたいと思っているところ。

 

のど飴、大好き。